今回は、不動産売却において問題になりがちな「オーバーローン」について解説します。
オーバーローンとはどういう状態なのかをまず解説したうえで、自分がオーバーローン状態になっているかどうかの調べ方やオーバーローン状態での不動産売却の方法なども解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
不動産売却で問題になりがちなオーバーローンとはどういう状態?
不動産売却において問題になりがちなのが「オーバーローン」という状態ですが、このオーバーローンとはどういう状態のことを指すのでしょうか?
わかりやすく簡単にいうと「その不動産を売ったとしても住宅ローンを完済しきれない状態」のことを指します。
つまり「不動産売却価格<住宅ローン残債」という状態こそがオーバーローン、というわけですね。
これに対して、「不動産売却をすればその売却価格で住宅ローンも全額返済できる、つまり不動産売却価格>住宅ローン残債」の状態はアンダーローンと呼ばれます。
不動産売却時にオーバーローン状態になっているかどうかの調べ方
「不動産売却をしたいが、今の状態だとオーバーローンになってしまうのかどうかがわからない」という場合は、以下のような調べ方で調べてみましょう。
1.住宅ローン借入先の金融機関に住宅ローンの残高証明書を発行してもらう(繰上返済を一切やっておらず、なおかつ固定金利で借りていた場合は、住宅ローンを借りた時点で発行された返済予定表を確認してもOK)
2.家の価値、つまり売却価格を知るために不動産業者に査定をしてもらう
3.査定価格から住宅ローン残高を差し引いてマイナスになる場合はオーバーローン状態であると判断できる
不動産売却時にオーバーローン状態だった場合に取るべき方法は?
不動産売却をしたいがオーバーローン状態で困った…という場合に取るべき方法としては、以下のようなものが挙げられます。
●とりあえず売却はもうしばらく待ち、オーバーローン状態が解消されるまで賃貸に出して家賃収入で住宅ローン返済を続ける
●新居への住み替えをともなう売却であれば、新居購入のための住宅ローンと、オーバーローンの残債分を合算できる「住み替えローン」が利用できないか金融機関に相談してみる
●オーバーローン状態かつ今後の返済のめどが立たない場合は任意売却を利用する
まとめ
今回は不動産売却において問題となりがちなオーバーローンについて、その概要や調べ方、オーバーローン状態だった場合に取るべき方法などを解説しました。
自分がオーバーローン状態なのかどうかわからず困っている方やオーバーローン状態になって困っている方は、ぜひ今回の情報を参考にしてください。
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