住宅ローンを借りる際、保証会社による保証を受けることを条件としているところがほとんどです。
この住宅ローンの保証とは簡単に言ってしまえば融資をする銀行などの消費者金融側にとっての保険であり、ローンを借りた人たちが何らかの理由で住宅ローンを返済できなくなってしまった場合に保証会社に肩代わりしてもらうためのものとなっています。こうすることで住宅ローンを提供している側は確実に返済してもらうことができますし、融資をする側に対する信用とすることができるのです。
このような仕組みは住宅ローンが原則として連帯保証人を必要としないことが理由で設定されていると考えられており、ローンの踏み倒しなどを予防するためのものだとされています。
そんな住宅ローンの保証はどのように提示すればいいのかというと、保証料と呼ばれる手数料で支払う形となります。
住宅ローンの保証料は住宅ローンを提供している銀行や消費者金融によって異なっているほか、審査結果や提携している保証会社によっても異なっているため一律ではありません。一般的には住宅ローンの借入額のおよそ0.2パーセントから0.4パーセント程度で設定しているところが多く、比較的高額な費用負担となっているようです。
そのため保証料を無料にしてくれる住宅ローンや保証会社を選ぶという人も少なくありませんが、その場合は融資手数料などが高くなることから保証料を支払った方がお得だと考えられています。
住宅ローンの保証は融資をする側にとっては非常に重要なものとされていますが、融資を受ける側にとっては費用負担が多いだけのものだと考える人もいます。
ただ住宅ローンは決して安い金額の融資ではなく、返済してもらえるという保証なしで融資できるほど銀行や消費者金融も余裕があるわけではありません。また保証なしで融資をしてしまうと踏み倒されてしまうというリスクもあり、保証会社以外の人が保証をしてもお金が返ってくるという信用が持てないのです。
このような点から、銀行や消費者金融から信用を得るために保証は必要不可欠だと言われています。