住宅ローンの借り入れをする場合、銀行や消費者金融などの金融機関には手数料を支払う必要があります。
手数料とは事務的な手続きをしてもらったり融資のためにお金を動かしてもらった際にかかった作業に対して支払うもので、事務手数料または融資手数料と呼ばれています。基本的に住宅ローンを借入した場合はどのような金融機関であっても発生するものであり、手数料を無料としているところはほとんどありません。 かかってくる手数料の金額に関しては借入したローンの金額や金融機関が設定している割合によって異なっているため、どこの金融機関でも一律というわけではないようです。一般的に借入した金額が高くなればなるほど手数料も高くなりますが、借入金額に関係なく手数料を一律としているものもあります。
どちらにしても住宅ローンの返済とは別に支払う費用として考えられているので、自分たちが借入する場合はどの程度の手数料がかかるのか確認しておかなければいけません。
住宅ローンの手数料には、2つの種類があります。
1つは定率型と呼ばれるもので、住宅ローンの借入金額に対して一定の割合を手数料として支払うタイプです。こちらは借入金額が高くなればなるほど手数料が高くなってしまうというデメリットがありますが、住宅ローンの金利が低い場合が多いというメリットが魅力とされています。そのためできる限り金利が低いものを利用したい場合に選択されることが多く、支払い能力にもある程度余裕を持っている人向けの手数料の種類となっています。
もう1つは定額型と呼ばれるもので、住宅ローンの借入金額に関係なく一律の手数料を支払うタイプです。
一般的に3万円から6万円程度と設定されていることが多く、事務手数料に負担を掛けたくない場合に選ばれることが多いとされています。ただしその分住宅ローンの金利が高く設定されていることが多いというデメリットがあり、場合によっては定率型よりも支払う金額が多くなる場合もあるため注意が必要です。