今回は、不動産の売却活動における注目手法のひとつであるホームステージングについてご紹介します。
ホームステージングとはどのようなものなのか、またメリットや効果、費用についてもご紹介しますので、不動産売却を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
不動産売却でおこなうホームステージングとは？
ホームステージングとは、英語の「HOME（家）」と「STAGING（演出）」を組み合わせた言葉で、売却する不動産の内装をモデルルームのような家具・インテリア・小物などで演出する手法のことを指します。
1970年代にアメリカで発祥した手法ですが、そのアメリカでの調査データから判明した「ホームステージングによる効果」が日本でも注目されるようになり、近年は日本でもホームステージングをするケースが増えつつあります。
ホームステージングで不動産売却をするメリット
ホームステージングの大きなメリットとしては、短い販売期間で高く売れる可能性が高いことが挙げられます。
前述したアメリカの調査データにおいても、約半分の販売期間で希望価格よりも6％以上高く売れた結果が出ています。
こうしたメリット・効果が期待できるのは、ホームステージングをすることによって、売却物件の見た目の印象がぐっと良くなるからです。
がらんと何もない空き家状態の中古物件や、居住者の家具がそのまま置かれている生活感満載の中古物件と比べると、モデルルームのように演出されたホームステージング物件は、その印象が際立って良く見えるわけです。
ホームステージングによる不動産売却の費用は？
ホームステージングは不動産売却を成功させるための手段としておすすめなのですが、気になるのが費用相場です。
ホームステージングの費用相場は、居住状態やこだわりの程度によって異なりますが、空き家状態でシンプルな内容のホームステージングであれば10～20万円程度、ある程度こだわった内容なら数十万円程度というのが相場です。
全体的に見れば家具3か月レンタルで15～30万円程度でしょうか。
ただし、とことんモデルルームっぽくこだわってフルコーディネートする場合などは、100万円を超えてしまう可能性もあります。
また、居住しながらのホームステージングの場合は、ホームステージング期間中は所有している家具を移動したり、預かってもらうための費用が別途かかります。
まとめ
今回は不動産の売却活動における注目手法のひとつであるホームステージングについて解説しました。
ホームステージングの実施にはある程度の費用がかかりますが、早期に高く売れる可能性が高くなるので、スムーズな売却を望む方は前向きに検討してみてはいかがでしょうか。
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