不動産のオーナーや、これから投資を始めようとしている方のなかには、不動産投資用の物件にアスベストが含まれていないか懸念している方もいるでしょう。
そこで、この記事ではアスベストが含まれている物件に投資する際の影響と、調査方法を詳しく解説していきます。
不動産投資に使う物件にアスベストが含まれていたら?不動産オーナーへの影響
アスベスト(石綿)は、天然の鉱物の一種で、丈夫な特性から多くの建築物に使用されていました。
しかし、人体への影響が社会的な問題になったことで、2006年以降に建築された建物では使用が控えられています。
それ以前の物件の場合、屋根や配電盤などさまざまなところにアスベストがあるかもしれません。
アスベストが含まれている物件を売却する場合、買い手が取り除くための工事費用を支出するため、減額の交渉がおこなわれることがあります。
減額が大きくなると、取引への影響が考えられます。
不動産投資用の物件にアスベストが含有されているか確認方法
不動産オーナーは、取引の影響を考えるとあらかじめ物件にアスベストが含まれているか知りたいですよね。
アスベスト調査は、まず専門家へ相談して、物件に使用されている建材の調査を依頼します。
専門家は、図面に基づいた調査と現地調査をおこない、対象物件にアスベストが含まれているか調べていきます。
調査後、結果と今後の管理における注意点の説明を受けましょう。
上記の確認方法で、不動産投資用の物件にアスベストがあるかどうかを調べることができます。
なお、調査する場合には、国から1軒につき25万円が補助されます。
ただし、条件があるためまずは居住地の地方公共団体へ相談してみましょう。
不動産投資用物件のアスベストを除去するための工事方法
アスベストを除去するための工事方法は、
●除去
●封じ込め
●囲い込み
の3点です。
なお、除去する際には処理面積によって費用がかかります。
●300㎡以下:2万円から8.5万円/㎡
●300㎡から1,000㎡:1.5万円から4.5万円/㎡
●1,000㎡:1万円から3万円/㎡
地方公共団体によっては、除去するための工事費用の半分または3分の2を補助する制度があります。
上記の制度の対象となる工事は、下記のとおりです。
●吹き付けのタイプ
●石綿を含んでいるロックウールのタイプ
まとめ
不動産投資用の物件が古い場合は、アスベストの含有率を調べておきたいところです。
この記事でご紹介した確認方法を参考にしていただき、不明なことは専門家へ早めに相談しておきましょう。
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