不動産を購入する際には数千万円、場合によっては億単位のお金が必要になります。一般家庭ではそのようなお金をキャッシュで支払うことはとても難しいでしょう。したがって銀行など金融機関からお金を借りて物件を購入します。この借りたお金が住宅ローンです。そして住宅ローンを借りた場合におこなわれるのが住宅ローン審査です。金融機関側はお金を貸すわけですから、貸したお金は回収しなければいけません。審査はお金を借りた人が返済できるだけの経済力があるかどうかをチェックするためにおこなわれます。住宅ローンの場合、融資するお金が大きなものとなるため、車のローンなどと比べると審査はより厳しいものとなります。
ローン審査に落ちてしまった場合
審査が行われるわけですから、当然合格するときもあれば不合格になるときもあります。不合格になってしまったらもう住宅ローンを借りることは出来ないとあきらめてしまう人も居るかもしれませんが、不合格になったとしてもさまざまな手段を用いて住宅ローンを借りることは十分可能です。まず住宅ローンに落ちてしまったら諦めずにほかの銀行でも住宅ローン審査を受けてみましょう。審査基準に関してはどの銀行も大差ありませんがどこにウエイトを置くかについては銀行によって異なります。銀行ごとにばらつきがあるわけですから、Aという銀行で審査が通らなかったとしても諦めずにB銀行やC銀行に審査をしてもらったら合格したというケースが多々あります。また頭金を多くしてみるというのも住宅ローン審査に合格するための有効な手段です。
もし何社受けても不合格だった場合は根本的に何らかの問題があります。ここで見落としがちなのが信用情報です。信用情報とは過去のお金の貸し借りや支払いについて記載されている情報で、例えば過去にキャッシングなどでお金を借りていて何か月も滞納していた場合は信用情報に傷がつき、ローンを借りることが難しくなります。自分の信用情報は手続きをすることで確認することができます。
各信用情報
・CIC(指定信用情報機関)
https://www.cic.co.jp/
CICのWebサイトからパソコンやスマートフォンで開示請求が行えるほか、郵送や窓口での開示請求も可能です。手数料は1回につき1,000円かかります。Webの場合はクレジットカードでの支払いとなり、開示結果はすぐにPDFで見ることができます。
・JICC(日本信用情報機構)
https://www.jicc.co.jp/
スマートフォンや郵送、窓口での開示申し込みが可能です。スマートフォンで行う場合は専用アプリをダウンロードする必要があります。手数料は1000円で、クレジットカードのほかコンビニエンスストアや金融機関からの支払いも可能です。
・KSC(全国銀行個人信用情報センター)