団信の種類と金利
①通常の団信 契約者が「死亡・高度障害状態」になった場合、残りのローンが弁済される。
②がん団信 上記の状態に加えて、悪性新生物(がん)に罹患したと診断された場合、残りのローンが弁済される。
③3大疾病付機構団信 上記の状態に加えて、「3大疾病」つまり、がん・脳卒中・急性心筋梗塞によって、所定の状態になった場合、残りのローンが弁済される。
①の通常団信に加入する場合の保険料は、毎月の返済額に含まれていることが多いです。 より手厚い内容の②③に加入する場合、保険料は金利の上乗せとして支払う仕組みとなっています。 なお上乗せされる金利は0.1~0.3%の範囲が多いですが、金融機関によって異なります。 また金融機関によっては、上乗せ金利が低くなるお得なキャンペーンを行っていますので、店頭の掲示やWebサイトにて確認してみましょう。
どの団信を選べば良いか?
【前提条件】 借入金額3,000万円、期間35年、金利1.0%
①通常の団信(上乗せ金利なし) 毎月返済額・・・84,685円 返済総額・・・35,567,998円
②がん団信(上乗せ金利0.2%) 毎月返済額・・・87,510円 返済総額・・・36,754,488円
繰上げ返済をせず35年かけて完済したと仮定すると、がん団信に加入した場合、総額で1,186,490円も多く支払わなければなりません。 しかしながら、月々およそ3,000円の負担で継続的な安心を得られると考えると、一概に高いということもできません。 返済の途中から、がんや三大疾病の特約を付けることはできないことが多いため、ローン申込み時に慎重な判断をする必要がありそうです。