金融市場とは?そこにいる人の種類
金融市場とは資金の取引が行われる場全体を意味しますが、幾つかの分類方法があります。そのうちの一つが、資金提供者から資金の調達者へのお金の流れに着目する方法です。資金の流れは、さらに仲介手段の観点から、証券市場を通じるもの(直接金融)と、銀行等の金融機関を通じるもの(間接金融)の2つに分かれます。
直接金融企業が証券を発行し、事業に必要な資金について、一般の投資家などから直接提供を受けることをいいます。企業は事業活動で利益を得た場合、配当金や利子を投資家に支払いますが一方で投資家は企業に直接資金提供しているため、企業が倒産した場合は提供した資金が回収できないリスクがあります。この直接金融が行われる場所が証券市場であり、証券の発行、取得が行われる『発行市場』とすでに発行された証券を売買する『流通市場』に分かれます。この2つの市場が上手く相互に影響を及ぼすことで証券市場は効率的な配分、利用ができるようになっております。
間接金融企業が事業に必要な資金などを、金融機関(銀行)からの借り入れにより集めることをいいます。企業に貸し出されるお金は一般の人の預金から集めたお金である為、『間接』と呼ばれております。預金者は自分の預金がどの会社に貸し出されているのかを知る事はありません。また、貸出先の企業が倒産した場合も、銀行が倒産しない限り預金が減ることはありません。
一般的には短期の運転資金は間接金融が向いており、長期の設備投資資金には直接金融が向いていると言われております。
では金融市場にはどのような種類の人がいるのでしょうか?大きく3種類ありますので説明していきたいと思います。
1、スペキュレーター
スペキュレーターとはキャピタルゲインの獲得を目指して相場観に基づいて投機的な取引を行ういわゆるスペキュレ-ション取引を行う投資家を指します。スペキュレーターが対象とする市場は多岐にわたっており、一般的には株式等の金融商品や先物取引等の商品取引市場にまで及びます。特徴としては各種取引市場においてリスクヘッジをしないで、短期的な売買を行い高い利益を生み出すような行動を取ります。
2、アービトラージャー
アービトラージャーとはアービトラージ(さや取引)を専門に行う投資家のことです。アービトラージ取引とは同じ商品等で異なる市場間で価格差がある場合、その価格差を利用して利益を得る取引の事を言います。例えば先物と現物で価格差があれば高い方を売り、安い方を買うことでその価格差分の利益が得られます。理論的には先物と現物の価格は収束するはずなので、2つの価格差が広がったところで、ポジションを取り、縮まったところで反対売買すれば利益を得られます。
3、ヘッジャー
ヘッジャーとは、投資ブームに沸く昨今において、株式投資や保険、その他の金融資産などの金融商品を保有する人の中で、価格変動リスクを回避することを目的として、先物取引やオプション取引などの金融派生商品の運用などをする投資家の事を言います。投資に価格変動リスクは付き物であるが故のリスク回避方法については様々なものがありますが、近年になって、特に重要視されるようになっており、ヘッジャーの存在がクローズアップされるようになっております。
※インカムゲイナー金融商品を持っている時に得た金利や配当金を狙う人の総称
金融市場まとめ以上の3つの種類の人達が金融市場には存在しており、ほとんど人がこの3つのどれかに属します。リスクを負って利益を大きく出すのか、リスクとメリットをいい采配で行うのか、リスクを回避するために投資するのかは人によって様々になってきます。なので金融投資を考えている場合は自分の投資目的を明確にして情報を分析し投資を成功させていきましょう。





